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ソフトウェアエンジニアリング

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(過去の取り組み)高信頼性リアルタイムOS(TOPPERS/HRPカーネルとSafetyカーネル)

 宇宙機ソフトウェアの大規模化、高機能化に伴い、基本ソフトウェアである「リアルタイムOS(Real Time Operating System: RTOS)」の重要性が増しています。取り組みの一つとして、ソフトウェア業界にさきがけて、RTOSの検証方法に関する研究を行い、その検証方法を適用して、高信頼性 RTOS(TOPPERS/HRPカーネルとSafetyカーネル)を開発しました。
TOPPERS/HRPカーネルには、名古屋大学との共同研究の成果を利用しています。

(1)検証方法

 仕様や機能を漏れなく検証する考え方(網羅テスト)と、問題が発生しそうなところを抑えていく考え方(ピンポイントテスト)を上手く組み合わせたプロセスを考案しました。

(2)高信頼性 RTOS

 TOPPERS/HRPカーネルとSafetyカーネルは、ひとつのソフトウェアに障害があっても、ほかのソフトウェアに影響が波及しないようにする仕組みを持つなど、宇宙機システム全体の信頼性向上に寄与できる機能を持っています。この国産RTOSは、H-IIAロケットやH-IIBロケット等の搭載コンピュータに採用されました(2012年7月21日初フライト)。

TOPPERS/HRPカーネルとSafetyカーネル
TOPPERS/HRPカーネルとSafetyカーネル
【お問い合わせ】
宇宙航空研究開発機構 研究開発部門 第三研究ユニット
高信頼性RTOS担当 email: rtos-info@ml.jaxa.jp
高信頼性RTOSホームページ http://rtos.jaxa.jp

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