イプシロンロケット打ち上げ関連 施設部業務
公開日:2019/09/04 最終更新日:2021/01/05
- 施設部業務の一部を「イプシロンロケット打ち上げ」の例でご紹介します。
- イプシロンロケットの開発・打ち上げ等に必要な設備の整備等は、JAXA内の担当部門が実施していますが、施設部では担当部門からの要請を受け、主に以下の業務によりロケットの打ち上げを支えました。
内之浦宇宙空間観測所構内の橋梁(五運橋)補強工事の実施
今回、新たに開発したイプシロンロケットを内之浦宇宙空間観測所構内に搬入する際に通行する橋梁(五運橋)の強度を上げるために炭素繊維シート及びPC鋼より線による「せん断補強」及び「外ケーブル補強」を実施し、運搬総重量を当初約94tから約171tの耐荷重を保有する橋梁に補強しました。


内之浦宇宙空間観測所宮原地区における新築工事
宮原地区にあるレーダテレメータセンターでは、レーダとパラボラアンテナを使って、ロケットの自動追尾や、ロケットからの各種データの受信及び制御指令の送信などを行います。
施設部では、イプシロンロケットの発射管制作業を行うイプシロン管制センター(ECC)と、イプシロン支援センター(ESC)の新築工事を行いました。
内之浦宇宙空間観測所宮原地区全景:中央下部の左から、イプシロン支援センター・イプシロン管制センター・レーダテレメータセンター・11mΦパラボラアンテナ

打ち上げに必要な電力等供給の実施
イプシロンロケットの打ち上げに必要な電力等を、安定的に供給しました。
安全対策
観測所内の地震時の被害拡大防止、迅速な回復を図る減災の考え方に基づき、不要となったテレメータセンター及びコントロールセンター台地にある施設(5棟)を解体・撤去しました。

