月から地球を見てみたい!

公開日:2020/12/24 最終更新日:2020/12/24
施設部 施設推進課
上田 明人
  • 入社: 2015年度
  • 出身: 工学院 北方圏環境政策工学専攻
  • 大学での研究テーマ: 混合ハイブリッド有限要素法(MHF)における非定常問題の解析
施設部職員紹介

JAXAを目指したきっかけ

中学生のころ、当時からモノづくりが好きだった私は、高専への進学の道を選びました。多くの専攻がある中、とにかく大きいものを作る方が楽しいに決まっている、という単純な考えのもと、広大な大地を相手にする「土木」という分野に進みました。そして就職活動の時期になると大地から宇宙へと視野が広がり、今度は地球だけでなく、月や宇宙といった大きい自然を相手にしたいという思いを持つようになりました。これが、私がJAXAを目指したきっかけです。

現在の業務内容

JAXAの施設保全の新たな在り方について検討する仕事をしています。例えば、地上活動の根幹を支える重要インフラを守るため、不健全状態の予兆や地球・気象環境の状態をリモートでつかむシステム構築など、インフラの保全・整備に対するDX(デジタルトランスフォーメーション)の企画推進をしています。他にも、全国各地のJAXA事業所の土木にかかわる業務に取り組んでおり、先日までは直径54mの大型アンテナを持つ美笹深宇宙探査用地上局で外構の仕上げを行っていました。今は種子島宇宙センターにロケットと人工衛星を搬入するための新設道路と衛星系施設の敷地造成工事に携わっています。なお、本整備においてはCIMを用いて積極的なICT施工に取り組んでいます。定常業務も多々ありますが、大きな仕事も同時に挑戦できる職場です。

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美笹深宇宙探査用地上局(2020年11月)

今後の目標

施設部職員紹介

楽しいことをしているとき、人は一番充実した時間を過ごすことができ、パフォーマンスを発揮しやすくなると私は思います。これを信じて、多くの人にとっての「楽しいこと」を増やすことを目標にしています。そのため、単純な業務を効率化することで、空いた時間を使って楽しい業務にシフトできるよう努めています。また、生涯目標として、選りすぐられた宇宙飛行士だけでなく、より多くの人が簡単に月に遊びに行ける世の中を作ることを目指しています。そのための課題は山積みですが、一丸となって取り組めば実現する日は遠くありません。宇宙にロマンを感じる人が多いほど、宇宙開発は加速します。夜に月を眺めるように、月から地球を眺めることが私の追い求めるロマンです。

施設を目指す皆さんへのメッセージ

宇宙航空の研究開発を進めるといっても、空のみに目を向けていては、その技術を地球に暮らす私たちに結び付けるのは難しいものです。しかし、施設部はその間に入り、宇宙航空と地球の技術の橋渡しができる部署であると考えています。なぜなら、施設部は全国各地にあるJAXA事業所の施設インフラの整備・保全を行っており、地上インフラの技術に精通しているからです。そして、JAXAのインフラを守るためには、宇宙航空に関する研究・開発・実験・運用に関する概要を理解している必要があり、それはJAXA施設部だからこそ得られる視点です。こういった考え方は、JAXAのみならず、他の研究機関の施設部でも同様のことが言えますので、ぜひ自分が楽しいと思える分野を見つけていただければと思います。