第2衛星フェアリング組立棟
公開日:2019/12/26 最終更新日:2021/01/05
建物情報
所在 | 種子島宇宙センター |
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構造 | 鉄骨造 |
階数 | 地上3階 |
建築面積 | 4,295㎡ |
延床面積 | 6,676㎡ |
竣工 | 新築:2002年 増築:2009年 |
主な特徴
- 第2衛星フェアリング組立棟(Second Spacecraft and Fairing Assembly Building: SFA2)は、第2衛星組立棟と衛星フェアリング組立棟の機能を合わせ持ち、輸送後の衛星の各種試験から推進薬充填作業、フェアリングへの収納までの一連の作業を実施する建物です。
- エアロック室、ペイロード組立室、フェアリング組立室、チェックアウト室等から成っています。
- SFA2での作業が完了し、衛星が大型ロケット組立棟や射点に移動した後、衛星のシステムチェックおよびモニターを行うため、SFA2と大型ロケット組立棟・移動発射台を結ぶ光ケーブルが整備されています。
エアロック室
人工衛星等の搭載機器を扱う部屋はクリーンルームとなっていますが、その空間の差圧低下と清浄度の低下を最小限にしつつ、作業者や搭載機器などをフェアリング組立室などの試験室に通過させるためのバッファ(緩衝)空間のことです。エアロック室は2枚の気密性の高い扉やシャッターが順に並んでいて、それらが同時には開かないようになっています。

ペイロード組立室
ペイロード組立室は高さが28mあり、クラス100,000のクリーン度の環境を保つことが可能です。
衛星の輸送後の組立、機能確認、推進薬充填・加圧作業および点検を実施しています。
衛星の輸送後の組立、機能確認、推進薬充填・加圧作業および点検を実施しています。
フェアリング組立室
フェアリング組立室は高さが35mあり、クラス100,000のクリーン度の環境を保つことが可能です。
衛星とフェアリングの結合作業、大型ロケット組立棟への移動準備作業を実施しています。
衛星とフェアリングの結合作業、大型ロケット組立棟への移動準備作業を実施しています。
チェックアウト室

作業の際は、チェックアウト室から遠隔制御および監視等を行います。
新築時の工事過程
2002年新築時の工事過程を動画でご紹介します。