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ギャラリー |
単体環境(振動)試験
S-310-44号機に我々はラングミュアプローブ(FLP)を搭載しました。電離圏中の熱的電子の温度と密度、それにエネルギー分布関数の測定を行います。
ロケットの種類に応じて、振動試験のレベルが定められています。 |
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単体環境(衝撃)試験
FLPは電気回路部、プリアンプ部、プローブ部の3つから構成されています。
右は電気回路部とプリアンプ部をひとつの治具の載せて衝撃試験を行うときの様子。3軸方向にショックを与え、動作に異常が生じないか、確認を行います。 |
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計器合せ試験1
計器合せでは製作が完了した機器を持ち寄り、打上げ時と同様に機器を配置し寸法の誤りが無いか等を確認します。
右の写真では、機器をまず机上に置いて、これから組み上げようとしています。 |
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計器合せ試験2
観測機器は頭胴部と呼ばれるロケットの先端に搭載されます。
機器のひとつに、長さ2mの電場計測用アンテナがありましたが、右はその伸展を確認しているところです。 |
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噛合せ試験(机上)
計器合せでは機器を持ち寄って組み上げましたが、噛合せでは電気的な接続試験を行います。
右は、机上に機器を置いて電気的に接続して、動作を確認するところ。 |
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噛合せ試験(PI組上げ)
机上での試験を終えると、観測機器を下から順番に組上げていきます。
右は、FLPのプローブを頭胴部の計器板に取り付けているところです。 |
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噛合せ試験(PI動作チェック)
PIの全てを頭胴部に組付けた後に、電源を入れて動作チェックを行います。
観測機器は各々別の機能をもっているので、動作確認の方法も異なります。 |
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フライトオペレーション(全員打合せ)
噛合せ試験が無事終了すると、頭胴部は打上げ射場である内之浦宇宙空間観測所に輸送されます。
現地で関係者が集まる最初の日に全員打ち合わせが行われます。 |
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フライトオペレーション(PI最終チェック)
頭胴部を射場に輸送した後に、全ての機器が正常に動作するかの確認を行います。右はFLPプローブのカバーを外して、打上げ状態にするところ。 |
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フライトオペレーション(PI最終チェック)
右は搭載機器のひとつ電場計測器の最終調整を行っているところです。 |
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フライトオペレーション(電波テスト)
ロケットの打上げ予定日の前日にはリハーサルが行われ、電波テストと呼ばれています。地上機器によるロケットデータの受信は。電波を通して行われます。 |
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ロケットの打上げ
観測ロケットS-310-44号機実験はSq電流系中心の現象を狙ったものであったため、ロケットが通過する軌道上に現象が存在していることを確認した上で打ち上げる必要がありました。そのため、条件が満たされるのを待って、最終的には2016年1月15日に打上げをおこないました。
この時のロケットの最高到達高度は161 km、飛翔時間は388秒でした。
右はこのロケットの打上げ時の写真です。 |
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