電気機能モデルを用いた太陽発電衛星システムの研究
太陽発電衛星(Solar Power Satellite, SPS)とは、広大な宇宙空間で太陽電池を用いて発電し その電気エネルギーをマイクロ波で地上に送るというクリーンなエネルギーシステムであり、 核融合と並び将来のエネルギーシステムとして期待されている。
本研究では発電、送電、受電機能を持つ太陽発電衛星の電気的なモデルを製作し、 その基本的な技術と運用方法を研究する。 このため従来開発した小型の太陽発電衛星モデルの送電効率の向上と 位相制御によるマイクロ波ビームの方向制御の研究を行うとともに、 受電アンテナについても形状、反射板を工夫して効率向上を図る。
![]() |
![]() |
|
(a) ベーシックモデル | (b) アドバンスドモデル | |
太陽発電衛星(SPS)の完成イメージ(JAXA) |