10月5日(土)筑波宇宙センター特別公開に出展しました
公開日:2019/10/18 最終更新日:2019/10/23
10月5日(土)に筑波宇宙センター特別公開が開催され、ブース出展を行いました。
加えて、ワーク・ライフ変革推進室主催のトークイベントにも施設部から3名が登壇しました。
加えて、ワーク・ライフ変革推進室主催のトークイベントにも施設部から3名が登壇しました。
ブース出展:体感!はやぶさ発信制御技術!!(他)
体験型イベントを用意した施設部ブースには、500人ほどの方にご来場いただきました。
手回し発電と二酸化炭素吸着体験
こちらのコーナーでは、宇宙でも活躍する再生型燃料電池の仕組みを模型を使ってご紹介しました。模型を動かすための電力を手回し発電機で発電していただき、電気を作ることの大変さも体感いただきました。
また、発電に疲れたご来場の皆様の呼気中に多く含まれる二酸化炭素を、ゼオライトに吸着させていただきました。これには地球温暖化防止効果があり、ゼオライトによる二酸化炭素吸着は国際宇宙ステーションでも使われています。
また、発電に疲れたご来場の皆様の呼気中に多く含まれる二酸化炭素を、ゼオライトに吸着させていただきました。これには地球温暖化防止効果があり、ゼオライトによる二酸化炭素吸着は国際宇宙ステーションでも使われています。
夜遅くまでスマホやゲームをしていると
昼夜の周期が地球上と異なる宇宙ではヒトの体内リズムが乱れます。薬物に頼らずに体内リズムを整える方法として光の制御が有力視されています。こちらのコーナーでは、筑波宇宙センター内をカートで周回するゲームをプレイしていただきながら、ゲーム画面の光を分析しました。すると、ヒトの体内リズムが乱れる原因となる光であるブルーライトが強く出ていることが確認できました。これにより、夜遅くにスマートフォンやパソコン画面の光を浴びることで、ヒトの体内リズムが乱れることなどをご紹介しました。
また、こうした知見を踏まえてデザインされたJAXA施設部執務室の照明環境についてご紹介し、照明制御が作業効率に影響を及ぼすこと、同時に省エネにもつながることなどをご説明しました。
また、こうした知見を踏まえてデザインされたJAXA施設部執務室の照明環境についてご紹介し、照明制御が作業効率に影響を及ぼすこと、同時に省エネにもつながることなどをご説明しました。
防爆型LED照明の紹介
ロケットや衛星の整備現場では爆発性の燃料を扱います。整備作業を行う建屋で使用される防爆型LED照明を展示しました。同時に、なぜ防爆が必要なのか、身近な家庭用コンセントの正しい使い方とあわせてご紹介しました。
地球温暖化と環境適応
施設部では施設の維持・運用のみならず、外部機関との連携事業に積極的に取り組み、情報発信を拡大しています。
現在、取り組んでいる自然災害等のリスク低減やエネルギー効率改善は、地球温暖化問題と密接に関連しており、これまでの調査・研究等の紹介として、茨城県における気候変動適応策に取り組む茨城大学、茨城県と連携して、地域の皆様のご理解増進の機会となるよう、地球温暖化や環境適応に関するパネル展示をしました。
現在、取り組んでいる自然災害等のリスク低減やエネルギー効率改善は、地球温暖化問題と密接に関連しており、これまでの調査・研究等の紹介として、茨城県における気候変動適応策に取り組む茨城大学、茨城県と連携して、地域の皆様のご理解増進の機会となるよう、地球温暖化や環境適応に関するパネル展示をしました。
地震体験
2011年の東日本大震災では筑波宇宙センターも大きな被害を受け、JAXA施設部でも順次建屋の耐震化対策を進めているところです。地震の怖さを忘れないよう、あのときの揺れを体感していただきました。
はやぶさ発信の電力制御技術
電気を大切に扱うのは、ご家庭の中でも人工衛星でも同じです。こちらのコーナーでは人工衛星「はやぶさ」の電力制御技術を応用した、戸建住宅電力制御システム、スマート照明スイッチについて、簡単なゲームを通じて独立分散制御の面白さについて体感していただきました。
川口淳一郎先生にご来場いただきました
「はやぶさ」プロジェクトで皆様ご存知の川口淳一郎先生にもご来場いただきました。更にはブースのご説明もしていただきました。
21.体感!はやぶさ発信制御技術!!(他)に、はやぶさプロジェクトのお馴染みの川口淳一郎先生が!! pic.twitter.com/7TLgI6YxVS
— JAXA筑波宇宙センター (@TKSC_JAXA) 2019年10月5日
トークイベント:ようこそ!一番身近な宇宙開発へ~宇宙と地上を繋ぐ技術~
ワーク・ライフ変革推進室主催のトークイベントでは「ようこそ!一番身近な宇宙開発へ~宇宙と地上を繋ぐ技術~」のタイトルのもと、3名が担当した仕事の紹介やワークライフバランスについてお話ししました。その中で研究のための費用や時間に関するご質問もいただきました。施設部では、施設の設計、工事監理、維持・運用に加えて防爆LEDのように研究開発も行っていますが、外部資金を確保すること、効率よく業務を進めて時間を確保することにより、宇宙インフラを地上インフラへに適用するための研究開発を行っています。
イベント時に投影した資料(抜粋)
- 「ようこそ!一番身近な宇宙開発へ~宇宙と地上を繋ぐ技術~」資料(PDF: 1.18MB)
おわりに
ブース、トークイベント共にたくさんのお客様にお越しいただきました。誠にありがとうございます。今後も施設部ホームページで部の取り組みや研究開発のご紹介をしていきます。また特別公開などのイベントで皆様にお会いできることを楽しみにしております!
関連リンク
- 10月5日(土)筑波宇宙センター特別公開 開催!!(ファン!ファン!JAXA!)
- 次世代キャリア支援 - イベント情報(ワーク・ライフ変革推進室)
- 茨城大学 地球変動適応科学研究機関(ICAS)
- 防災訓練に出張 地震ザブトンWebページ(白山工業株式会社)
- こんなにスゴイ! 「はやぶさ」発信の電力制御技術(上)(ファン!ファン!JAXA!)
- 合同会社パッチドコニックス | JAXAベンチャー(新事業促進部)
- 河村電器産業株式会社