JAXA新卒採用サイト

16

人智を結集し技術課題を乗り越え宇宙開発の確かな未来を

杉森 大造

2011年入社
工学系研究科 航空宇宙工学専攻修了
宇宙輸送技術部門 H3プロジェクトチーム

  •  
  •  
  •  
  •  
  •  

REASON入社の理由

地道な試験の繰り返しが、壮大なプロジェクトを支える

「宇宙に携わる仕事がしたかった」というのが一番の動機です。そこで、どの部署に異動しても宇宙に携われるJAXAを志望しました。

小学5年生の時に観た映画「アポロ13」にワクワクしました。未知のフロンティアに挑むNASAの技術者に強く憧れ、宇宙開発で自分の力を試したいとも思いました。「大きくて・速く動くものが好き、だからロケット!」という、とてもシンプルな発想です。

入社後、宇宙開発に対する見方が大きく変わりました。それは、地上での地道な試験と信頼性の作り込みが大事だということです。宇宙開発の分野では、運用開始後の機器修理は手が届かず困難です。そのため、作動環境の模擬試験を地上で可能な限り実施し、設計が正しいかを十分に検証したうえで運用を開始します。試験設備は開発に欠かせない影の立役者なのです。ロケットの2段エンジンの試験には、真空環境を模擬できる試験設備を使用しますが、その設備自体が巨大で技術的に大変面白いことも嬉しい発見でした。

WORKわたしの仕事

次世代H3ロケットの開発。人類は再び月へ

日本の基幹ロケットに位置付けられているH3ロケットの開発を担当しています。技術的に難しい1段エンジンをはじめとして、様々な試験を進めています。試験中に問題がみつかれば、立ち止まって原因をとことん究明し対策を決めますが、原因を一つに絞り込めないこともあります。開発においてはスケジュールも重要な要素なので、場合によっては、可能性がある原因すべてに対策を打って進めることになります。原因を絞り込めないことは人間の技術力の限界であり、無力さも感じますが、課題を前向きにとらえて次に進むことで、目的は達成できる人智はきっといつか課題を乗り越えられる、と思うのです。

現在、H3ロケットの開発を進める傍ら、有人月面着陸を目指す国際プロジェクト「アルテミス計画」において、月周回拠点(Gateway)に物資を補給する検討もしています。補給機が向かう先(月周回)は地球の周りよりも遠く、また、到達までにより多くのエネルギーを要します。地球近傍で衛星探査機や補給機等を分離する従来のロケットの役割を頑なに守っているだけでは実現できないこともあり、柔軟な発想が必要です。ロケットと補給機の役割分担をリセットし、それぞれが何を実現すれば全体最適なのか、補給機側の担当と一緒に試行錯誤しています。

見上げた夜空に美しく輝くあの月に、これから立ち向かう。ワクワク感と同時に、これまでやっていないことを実現しなければなりません。お題が難しいほど燃える性格も相まって、とてもやりがいを感じています。

他にも、新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)をH3ロケットで打ち上げるために、ロケット側の追加開発に関し技術的な開発仕様の調整や、資金・スケジュール管理を担当しています。海外のコンポーネント(構成要素)を開発対象に加えて、メーカーとの調整で海外に出向くこともあります。ちなみに、H3ロケットとHTV-Xは現在開発中のものでは、1番目と2番目に大きい開発です。この2つの開発プロジェクトの架け橋役として、重責を担っていることを自覚しています。上司や先輩のサポートの中、様々な経験が成長の糧になり、現在では「これは自分が担当している仕事」と胸を張って言えます。打ち上げが成功したらきっと感極まって涙していることでしょう。「インタフェースの調整は相手を知るところから」という上司の言葉を常々心がけ、業務に向き合っています。

  •  
  •  
  •  
  •  
  •  

FUTURE将来の想い

人類の活動領域を、さらに拡げる

まずはH3ロケットの開発をきちんと仕上げて、打上げを成功させ、この開発に関係した多くの人たちと喜びを分かち合いたいです。そして、宇宙は広いです。少しでも人類の活動領域を拡げられるような宇宙開発をこれからも中心となって進めて行きたいと考えています。

JAXAには宇宙開発を進める上で必要となる各分野の専門家やコーディネーターがたくさんいます。困ったときにアドバイスを聞ける人がいるのは、自分の仕事の幅も広がり成長につながるとても良い環境です。宇宙開発は性質上、難しい物理事象には複数の専門家が知恵を出し合い解決する必要があります。技術的な意見には上下の隔てなく耳を傾ける、比較的フラットな社風だと思います。

JAXAにはJAXAでしかできない仕事があります。新たな世界を実現するために、共に目一杯知恵を絞りませんか。

CAREER PATHキャリアパス

入社してからこれまでのキャリア

  • 1st year

    角田宇宙センター(宮城県)に配属

    ロケットエンジンの試験/試験設備および新試験設備の検討を担当。

  • 4th year

    筑波宇宙センターに配属

    新型基幹ロケット(現在のH3ロケット)開発プロジェクトに立ち上げ時期から携わり現在に至る。

    H3では、プロジェクト全般にわたる仕事をしていて、システム仕様/検証計画、システム安全、H3で打ち上げる衛星とのインタフェース、開発資金管理などを担当。

  • 9th year

    H3ロケット開発を進める傍ら、有人月面着陸を目指す国際プロジェクト「アルテミス計画」にH3ロケットで如何に貢献するかの検討をしている

THE OTHER SIDE OF THE MOON私の一面

娘と公園で遊ぶことが一番の癒しです。あとは、クラリネットを吹くことです。効率的に仕事をするにはONとOFFの切り換えが大事です。OFFの時間はできるだけ仕事のことは考えないようにしています。でも、月が目に入ると、どうしても仕事のことも考えてしまいますよね。

  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  

HOW TO APPLY
採用情報