JAXA新卒採用サイト

宇宙は「好き」と「やりたい仕事」の交差点

古賀 友輔

2016年入構
経済学部総合経済学科卒
第一宇宙技術部門事業推進部

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REASON入構の理由

宇宙×サッカーで見つけた宇宙教育の道

高校の授業で読書感想文を書くために偶然手に取ったのが小惑星探査機「はやぶさ」について書かれた本でした。それまでは宇宙にはあまり興味はありませんでしたが、その本を読み、数々のトラブルを乗り越えてきたドラマやはやぶさが成し遂げた偉業にロマンを感じて、漠然と宇宙に憧れを持ちました。

小学2年生からサッカーをやっていたこともあり、大学時代は地元の小学生にサッカーを教えるアルバイトをしていました。子どもたちは吸収が早く、あっという間に上達して、精神的にも成長していきます。その姿を見ているうちに教育にかかわる仕事に就けたらいいなと思うようになりました。

就職活動が始まり、採用情報サイトを見ていると、JAXAの求人募集を発見。JAXAの仕事は理系のものだというイメージを持っていましたが、事務系職員の採用枠もあることを知り、私にもチャンスがあることがわかると頭の片隅にあった宇宙への憧れが再燃しました。会社説明会で「宇宙教育」をJAXAが推進していることを知って、私も携わってみたいと思い、JAXAに応募しました。経済学部で会計を学んでいたので就職先の候補として金融機関も検討していましたが、宇宙という壮大なフィールドを舞台に働けることに魅力を感じて、JAXAを就職先として選びました。

WORKわたしの仕事

教育現場で感じた手応えと宇宙の確かな魅力

宇宙科学研究所での勤務を経て、入構4年目に念願の宇宙教育センターに配属されました。宇宙教育とは、宇宙を題材とした教育活動のことです。広報は自社の事業を理解してもらうことを目的としているのに対して、宇宙教育は子どもたちが主体的に学び、成長を促すことを目的として活動していました。私は学校の先生と一緒に授業をつくったり、ときには教壇に立って教えたりする学校教育を担当し、年間約30〜40件の授業を提供しました。たとえば、天気の授業においては、導入として宇宙からみた地球の姿を提示したり、地球観測衛星のデータを活用した教材を使ったり、授業への興味をかきたてます。授業を通じて、宇宙分野に留まらず、子どもたちがいろんなことに関心を広げ、深めていく姿勢を目の当たりにしたときは手応えを感じました。

現在は、暮らしに役立つ人工衛星の開発や衛星データの利用促進を行う第一宇宙技術部門の事業推進部で、関係機関・企業との協力体制を構築するための協定や契約の調整を行っています。法務については素人なので、上司の勧めでビジネス法務検定や知的財産管理技能検定の試験を受けるなど、一から勉強しました。協定や契約の調整を通じて、JAXAの研究者が安心して活動できる環境づくりにつながっているのだと思うとやりがいを感じます。

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FUTURE将来の想い

経験を積みながら 宇宙教育のあり方も模索

サッカーのようにチームメンバーたちと力を合わせて目標を成し遂げることに気持ちが高まります。宇宙科学研究所での業務で携わった観測ロケットの実験において、1回目は失敗してしまいましたが、メンバーがそれぞれの役割を全うして翌年の2回目の打上げを成功させました。そのときの達成感が忘れられない経験となりました。今後は、チームでひとつのことを成し遂げるプロジェクト業務にも挑戦したいです。

JAXAを目指すきっかけになった宇宙教育も自分の業務の柱として持っておきたいと考えています。宇宙教育センターに配属された際は、まだ宇宙業界での経験が浅く、力不足だと感じることもありました。経験を積みながら、子どもたちの成長につながる宇宙教育のあり方や宇宙の魅力の伝え方を模索していきます。

JAXAの事務系職員の仕事には、法務や総務をはじめ様々なものがあり、どんな専門知識や経験も生かせる場所が見つかります。宇宙というキーワードにピンとくるのであれば、ぜひJAXAを目指してみてください。

CAREER PATHキャリアパス

入構してからこれまでのキャリア

  • 1st year

    宇宙科学研究所科学推進部に配属

    プロジェクト支援などを担当した。特に印象に残っているのは、観測ロケット実験。1回目の打上げは失敗し、翌年の2回目で成功した。大勢の関係者の小さな仕事の積み重ねが打上げ成功につながる一体感に感動した。

  • 4th year

    宇宙教育センターに配属

    宇宙を題材とした授業・教材づくりや教員向けの研修を担当した。

  • 7th year

    第一宇宙技術部門事業推進部に配属(現職)

    衛星の開発や利用のため、関係機関・企業との協力体制を構築するための協定や契約の調整を担当している。

THE OTHER SIDE OF THE MOON私の一面

サッカーが好きで、筑波宇宙センターのサッカーチームに所属し、休日は同僚たちとリーグ戦に出場しています。平日の昼休みも昼食の後にサッカーをしています。麻雀も競技として楽しんでいます。理不尽な展開になっても自制心を失わないように精神を鍛えています(笑)。

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HOW TO APPLY
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