異業種連携を起爆剤に宇宙産業の裾野を広げたい
小林 正悟
2023年入構
商学部経営学科卒
経営企画部 推進課
REASON入構の理由
経営の世界から宇宙へ
高校生の頃、大学のオープンキャンパスで経営戦略論やマーケティングに興味を持ったことから、大学では経営学科に進学しました。授業で幅広い産業の動向を調べる中で、宇宙産業が盛り上がっていることを知りました。
宇宙産業に興味があることを知人に話すと、地球と宇宙での食の課題解決を目指す共創プログラム「SPACE FOODSPHERE」が話題になっていると教えてくれました。SPACE FOODSPHEREはJAXAをはじめ複数の国立研究開発法人、食品メーカー、資源再生技術を持つ企業、アカデミアの方々など、様々な業界・業種の産官学のプレイヤーが参加しています。異業種のプレイヤーが連携して新しい技術をつくり出す取り組みに面白さを感じました。学生時代は社会課題解決に資する政策の立案コンテストを運営する学生団体に所属していたこともあり、社会課題の解決にも関心がありました。宇宙は縁遠い分野だと思っていた私ですが、宇宙開発は多くの人が関わる分野になるとともに、宇宙開発の成果が暮らしをより良くしていくのだと知るとワクワクしてきて、宇宙業界での就職を本格的に考えるようになりました。
JAXAの魅力は、国と民間の間に立っていて、影響を与えられるレンジが広いことです。SPACE FOODSPHEREの活動のような産業振興という切り口なら、大学での研究や自分の興味関心とも合っていますし、貢献できることがあると考えて、JAXAに応募しました。
WORKわたしの仕事
資金管理・運営を通じてJAXA全体を見渡す
大学で財務諸表の読み方を学んだ経験などを活かせる部署を希望したところ、経営企画部推進課に配属されました。現在は、JAXAの予算を機構内の各部・部門に配分する資金配算や、計画に基づいて適切に資金が執行されているかを確認する執行管理、状況に応じた資金配分の見直しなどの業務を通じて、事業の成果を最大化できるように努めています。たとえば、機構全体の優先度を踏まえた判断の結果、老朽化した設備の更新へ資金を投入することになれば、研究開発の成果を高められ、やりがいにも繋がります。
各部門との日常的なやり取りを通じて、様々な部署の仕事や事業内容を知り、JAXA全体を広く見渡せるのも現在の業務の魅力です。周囲の方々が取り組む業務を見聞きすることでも、知見が広がります。経営企画部は全社の情報が集約される部署であり、経営層との距離も近いため、JAXAや航空宇宙産業の方向性、現在の課題などを知ることもできます。
職場では年次に関係なく意見を歓迎してもらえるうえ、ほかの業務や研修にも積極的に挑戦することが推奨されています。そのため、遠慮せずに自分の目標に向かってモチベーションを持って仕事に取り組めています。同期や同僚もそれぞれの目標やビジョンを持ち、積極的に取り組んでいる姿勢が刺激となり、自分もただ目の前の仕事をこなすだけではいけないと感じています。
FUTURE将来の想い
宇宙産業の振興にかかわる仕事がしたい
まずは現在の部署でJAXAの事業や宇宙業界について学ぶつもりです。その先は、JAXAに興味を持ったきっかけでもあるSPACE FOODSPHEREのような宇宙産業の振興に向けた計画・事業、たとえば、航空宇宙技術と異業種の産業界との有機的連携による研究開発プロジェクトにかかわる仕事をしたいです。その成果が、社会課題の解決に繋がり、結果として地球に暮らす自分たちの生活がより豊かなものになれば嬉しいです。
CAREER PATHキャリアパス
入構してからこれまでのキャリア
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1st year
経営企画部推進課に配属(現職)
JAXAの予算を配分する資金配算や資金の執行管理、資金配分の見直しなどを担当している。業務を通じて、JAXAの事業を俯瞰的に知ることができる。経営企画部は機構内外での経験が豊富な上司や先輩が多く、普段の何気ない雑談も興味深く、勉強になっている。
THE OTHER SIDE OF THE MOON私の一面
カメラと甘いものが好きです。出かけた先で見た景色を残したくてミラーレスカメラを買いました。週末は近場の観光スポットで、まとまった休みが取れたときは旅行先で、写真撮影や飲食店巡りを楽しんでいます。海外サッカーの試合観戦が大学時代からの趣味で、社会人になった今も、休日の夜に行われる試合の観戦を楽しんでいます。