CCSDSの組織構成は、主に、CCSDS管理評議会(CMC)、CCSDS技術諮問委員会(CESG)、エリア、ワーキンググループで構成されており、下図に示す体制で構成されています。
また、国際標準化機構(ISO)との協定によりISO第20技術委員会/第13分科会(TC20/SC13)の活動を担っています。
2015年春期CCSDS管理評議会(CMC)会合の様子(2015年5月21日長野) Photo Credit: JAXA
CMCの裁量によりCESG委員長とADには副ポジションを置くことができます。
CESGについての詳細は「CESG概要ページ」(英文ウェブサイト)を参照ください。
CCSDS活動エリアは技術分野ごとにワーキンググループやBOFで構成された組織群となっており、次の6つのエリアが設置されています。
各エリアには所属するWGやBOFを統括する役割を担うADがおり、CMCにより任命されます。
WGは検討範囲、成果文書、スケジュールを明確に定めた活動計画を用意して設立され、
CESGの下で技術的な検討を行います。 WGの活動は主に専用のメーリングリストを利用して行なわれ、必要に応じてWG会議を開催します。活動計画を達成したWGは活動を終了し解散となります。
WGにはCCSDS機関や企業の技術エキスパートが参加します。 WG議長はエリアディレクターにより選ばれ、CESGにより承認されます。
最新のWG構成はこちらからご覧になれます。
BOFはWG設立に向けた準備組織です。技術的な概念検討結果をコンセプトペーパーにまとめる他、 WG設立に必要な活動計画やリソースプランの作成を行います。
BOFの活動は主にメールを利用して行なわれています。
JAXA CCSDS事務局および関連委員会の活動体制について紹介します。
JAXA内におけるCCSDS及び国内外の関連委員会の活動体制は以下の通りとなっています。
ISO TC20は航空・宇宙機分野の国際標準化活動を行っており、その中でもSC13分科会は宇宙データ・情報転送システムに係る規格の制定に従事しており、CCSDSを技術基盤としています。
我が国では(社)日本航空宇宙工業会のスペースデータ委員会がISOTC20/SC13への対応を行い、 DIS分科会と呼ばれる分科会をもってDIS(Draft
International Standard :国際規格原案)の実質的な審議を行っています。
CCSDS活動の参加に際してはISO行動規範に準じたCCSDS行動規範を遵守しています
CCSDS行動規範はこちら をご覧下さい