栗山 悦宏

調達の観点でプロジェクトを成功に導く

「空」の憧れから「宇宙」へ

宇宙というより「空」に憧れをもったのは、中学生の頃、アニメ「プラネテス」を観てからです。宇宙ステーションや月面都市での生活がリアルに描かれていて、興味が湧きました。最初は航空機のパイロットを目指していましたが、就職活動を進めるにつれて、空に惹かれた原点として宇宙への興味を思い出し、JAXAが就職先の選択肢の1つになりました。 元々、バックグラウンドは理系なのですが、学生の頃から専門性の高い技術分野を極めるのではなく、様々な技術を連携・活用して、宇宙・航空を生活の一部にする世界をつくりたいと思っていました。そこで、宇宙・航空技術の産業化・事業化を仕事にできるJAXAの事務系に応募したわけです。

調達の観点でプロジェクトを成功に導く

現在、所属している調達部プロジェクト調達室は、2017年7月に新設された部署です。元々「契約部」として、どちらかというと現場であるプロジェクトの要望に合わせて契約調整や契約締結の手続きをしていた部署でした。

新体制では、そもそもプロジェクトとして何を調達すべきなのか、プロジェクトを確実かつ効率的に推進するにはどういう契約条件にすべきか、などをプロジェクトの立ち上げ段階から検討します。プロジェクト側の要望を受けそのまま進めるのではなく、調達の観点でプロジェクトを成功へ導く仕事です。

現在、私が担当しているプロジェクトは、技術試験衛星9号機、H3ロケット、小型月着陸実証機「SLIM」などです。今年度初めには、技術試験衛星9号機の衛星システム開発メーカーを選定し、契約して、衛星そのものを作り始めるフェーズがありました。単にJAXAの求める仕様を実現するメーカーではなく、将来の人工衛星の商業展開を見据えたより良いパートナーを選ばなければならないものでした。私も難しさを感じつつ携わりましたが、選定・契約は無事に終わり、プロジェクトが走りはじめている今、大きなやりがいを感じています。

新しい知識や経験を身につけ、宇宙がより身近になる世界を実現したい

JAXAが何かをしようとしたときには、必ず契約がついて回ります。私たちの部署は、JAXAの活動の基礎をなす仕事といってもいいかもしれません。私たち事務系の仕事は、プロジェクトの潤滑油となって、ミッションを円滑に進めさせることなんだと思います。

学生時代に勉強していたことと、現在の業務は全く違いますが、私自身知識欲は強く、新しいことには挑戦したいタイプなので、今まで経験のない業務に携わることは楽しいと感じます。これからも宇宙が生活の一部になるような世界の実現に向けて、将来的に月近傍有人拠点など、人間の活動範囲を宇宙に拡げるためのプロジェクトにも関わっていければ、と思っています。

JAXAを目指す学生への一言メッセージ

色々な方面にアンテナを張り、宇宙開発の将来を見据えて、日本又は世界の宇宙開発をいかに自分が発展させられるか、ぜひ考えてみてください。宇宙開発に熱い思いを持った人と一緒に働きたいと思っています。

プロフィール

2011年、大学院都市環境科学研究科地理環境科学域修了後、JAXAに入社。宇宙科学研究所で科学衛星プロジェクトの業務支援や、観測ロケットや大気球実験の総務・情報連絡業務を担当し、その後、内閣府宇宙戦略室(現、宇宙開発戦略推進事務局)に出向して宇宙政策委員会事務局や国際調整業務を経験。2016年7月から現職。趣味は野球。新潟県出身。

1日の業務の流れ

9:15出社、メール確認
10:00プロジェクトチームメンバーと契約内容に係る打合せ
11:00契約書類作成
12:15昼食、運動(キャッチボール)
14:00企業と契約条件の調整
16:00契約書類作成
18:30退社

※所属部署・掲載内容は取材当時による

部門紹介 調達部

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