本間 裕季子

広報活動を通じて日本の宇宙開発を促進する

文系も支える宇宙開発

JAXAに興味を持ったきっかけは、大学時代に中高生向けの進路冊子を作るプログラムに参加し、学生記者としてJAXAに取材を申し込んだことでした。取材をする前は、JAXAは自分とかけ離れた存在だと思っていましたが、取材を引き受けてくださった事務系職員の方から「文系出身でも得意なことを活かして宇宙開発を支えることができる」、「常に新しいことにチャレンジしていくJAXAとともに自分も成長していける」と聞いて衝撃を受け、自分が将来働く場所として意識し始めました。一記者としてJAXAのことを伝えたいという思いから、JAXA職員の立場で宇宙・航空に係る広報活動に携わりたいと思うようになりました。

JAXA職員が一丸となって広報する

筑波宇宙センターの広報活動が私の業務です。年間約30万人の方々が訪れてくださる筑波宇宙センターの見学エリアをより楽しく、魅力的なものとしていくため、展示品や掲示物の製作・管理などを担当しています。そのため現場で作業している時間の方が執務室にいる時間より長いですね。

現場仕事といえばイベント対応も広報部ならではのお仕事。ロケット打上げ時のパブリックビューイングでは自分たちで会場設営をするので、まさに力仕事ですが、多くのお客様が打上げの成功を応援してくださる光景を見ると疲れも忘れ、やりがいを感じます。また、今秋開催した筑波宇宙センターの特別公開では、全体の取りまとめを担当しました。普段入れないセキュリティエリアを開放するこのイベントは、1年で最も大きなイベントです。約50種類に及ぶイベントの調整や告知活動など、約半年間こつこつ準備を重ねていきます。準備段階は辛くてもイベント当日はやっぱり自分たちも楽しいですよ。何より直接お客様の笑顔が見られるのが、広報部の良さだと思います。

取材窓口や記者会見時の受付・報道関係者の誘導などメディア対応も業務のひとつです。広報はある種JAXAの顔となりますので誠実かつ迅速な対応ができるようにしなければなりません。資料を読んで勉強することも大切ですが、広報担当をしてきた中で一番大事だと実感したのは人との繋がりですね。たとえ広報部でも、問い合わせの中には、内部で確認しないと答えられないこともあります。その時にどこが担当部署なのか、誰に聞けばいいのか、瞬時に判断できることが大切。沢山の職員の支えがあって初めて広報できるんだ、と気づいてから、それまで抱えこんでいたプレッシャーみたいなものが軽くなった気がしました。

そういう意味では広報部に所属して人との出会いに恵まれたなと感じますし、JAXAというひとつの大きなチームとして広報活動をするべきなんだと学びました。

専門外だからこそ分かりやすく伝えられる

私は、もともと宇宙や航空に関する詳しい知識があったわけではないので、入社当初は、「HTV(こうのとり)」や「JEM(「きぼう」日本実験棟)」といった専門用語や略称を覚えるところからスタートしました。ただ、私にとって宇宙・航空は専門外だったからこそ、この経験が「一般の方にも分かりやすく伝える」という現在の仕事に活きていると思います。これからも学び続ける意欲を持ち続け、日本の宇宙開発やJAXAの活動について広く伝え、たくさんの方に寄り添う広報を心掛けていきたいと思います。

JAXAを目指す学生への一言メッセージ

必ずしも最初から宇宙・航空について詳しくなければいけないわけではありません。JAXAでは業務の中で様々な分野に触れ、新しい知見・経験を積むことができるので、自分自身の意外な一面や可能性を見つけられると思います。また、一度見学施設やイベントに訪れて直接「JAXA」を感じてみてください。百聞は一見に如かずです!(おすすめは色んな職員と触れ合える特別公開です。)

プロフィール

大学時代はアメリカ文学専攻。現職の広報部が最初の配属先であり、筑波宇宙センター管理部や第2回国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)準備室を併任。宇宙を勉強するために最初に手に取った書籍は「宇宙兄弟」。趣味は読書(旅行気分を味わえる紀行文がお気に入り)、車の運転、美味しいスイーツを探すこと、日記を書くこと。特技はここぞという時の早起き。

1日の業務の流れ

09:00メール確認
10:00展示品修繕、掲示物差し替え
12:15昼休み
13:00打合せ
14:00取材対応
15:30記事校正
16:30イベント資料作成
17:45退社

※所属部署・掲載内容は取材当時による

部門紹介 広報部

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