新しいアイデアと人間力を活かして JAXAの活動を社会・ビジネスへとつなげる

JAXAでは結婚・出産・育児などさまざまなライフイベントを迎えた女性が安心して仕事を継続し、活躍できる取り組みを推進しています。
仕事と子育てを両立している女性職員に、今、どんな働き方をしているのか聞きました。

JAXAでの働き方

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JAXAは男性職員が多く、男性中心の組織のように思われがちですが、実際はどうですか?

島

私は約40人の同期入社がいましたが、特に女性職員が少ないという印象はありませんでした。

保江

私は学生時代から周りに男性が多い環境だったので、むしろ入社後は女性が多くて新鮮でしたね。

館下

最初の配属は総務部でしたが、女性の先輩もいて仕事がしやすい環境でした。

市川

たしかに男性中心だと感じたことはありませんね。

島

どのような働き方でも、求められるのは成果ですので、男女の扱いに差はないと思います。JAXAはその辺を対外的にもっとアピールしたほうがいいのかもしれませんね。

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女性が働く環境はどうですか?

館下

数年前にコアタイムなしのフレックス制度が導入されたおかげで、時間の融通がききやすくなり、子育てもかなりやりやすくなっていると感じます。

島

私は保育園へお迎えの時間があるので、育児短時間勤務で退社時間を2時間早めています。

市川

私も同じです。子育てをしていると、なかなか定時(17:45)までは働けないですね。

島

現在、自分のスマートフォンからJAXAのメールが確認できるなど、私有端末の業務利用(BYOD)試行期間中なので参加していますが、合間の時間や移動中に仕事がフォローできるのは便利だと感じています。家でも気になってしまうこともありますが、自分の意思でオンとオフは切り替えられるので問題ありません。

市川

私の部署は自宅でメールを見ることはできませんが、私が帰宅したあとでも周りの人がフォローして仕事が成り立つ体制ができているので安心です。スマホでメールが確認できてしまうと、送信者から返信を期待されませんか?

島

「X時以降は返信できません」と周囲に伝えていますし、上司や同僚、関連会社さんがそれを認めてくださっているので、すごく助かっています。

保江

そうですね、上司や同僚はとても協力的です。子育て中は出張を控えたいという希望も聞いてくれますし、子どもが風邪を引いて急に休む場合でも「何で?」といった雰囲気を感じたことは一度もありません。「何かできることがあったら協力するよ」と声をかけてもらったりしてありがたいです。

館下

私の場合、関係省庁の対応をしていると、帰り際に「明朝まで」という急ぎの仕事が入ったりします。残業ができない日は、いつでも同僚に引き継げる状況を作っておくことが大切ですね。周りの協力があってこその働き方ですが、理解の空気は全社的に高まっている印象です。


仕事とプライベートの両立

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仕事とプライベートを両立させる工夫はありますか?

島

決めた時間にスパッと帰ることですかね。あと、家に仕事は持ち帰らない。この意識のおかげか、最近は自然とオン・オフのリズムが自分でつくれていて、仕事の生産性は上がった気がします。

保江

たしかに、メリハリは大事ですね。あと体調管理。子どもから風邪をもらってしまって、休み明けに大事な飛行試験があったときはもう大変でした。

市川

小さい子どもは体調を崩しやすいですからね。ある程度経験を積むと、子どもが風邪を引く予測能力も高まって、早めに病院につれていくなどして家庭内感染を予防しています。

館下

私は自分の時間をつくるようにしています。平日はなかなか難しいですが、土日のどちらかは子どもを夫に任せて、気分転換する時間が必要です。

市川

自分の時間は大切ですよね。私は子どもを寝かしつけて、家事を終えたあと、たった30分でもゆっくりする時間があることでバランスが取れています。

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JAXAの制度のよい点、改善してほしい点は?

館下

良い点はテレワーク、フレックス、育児短時間勤務、育児短縮勤務など、自分に合った勤務形態を選択できるところです。企業で働いている友人に話すと羨ましがれるので、JAXAは働きやすい職場だと感じます。ただ、テレワークは「在宅」勤務なので終日家にいなくてはいけないのですが、午前は在宅・午後は外勤など、自由に動ける制度になることを期待します。

保江

そうですね、家事や育児の合間の「この時間!」というときに仕事ができるよう、もう少しフレキシブルになるといいですね。

島

私はメンター制度を利用して、月に一度、上司以外と面談(メンタリング)しました。仕事とは違う視点で話ができましたし、子どもが小学校に入学したあとの相談もできたので、良かったと思っています。

市川

休暇制度の一貫で、1時間単位で取得できる時間休は使い勝手がいいですね。子どもの学校行事や保護者会はだいたい平日に行われるので、夫と調整しながら行っています。


今後のキャリア・目標

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ライフイベント(結婚・出産・育児)はキャリアに影響しますか?

島

キャリアへの影響は感じませんが、やはり研究が好きなので、休んでいる間に研究成果を挙げられないフラストレーションはありました。

館下

キャリアへの焦りではありませんが、育休中は早く仕事がしたかったです。私が入社したころは、結婚や出産を機に退職する人もいましたが、最近ではそういった話は一切聞かないですね。これは大きな変化だと思います。

保江

そうですね、お休みを取って復帰するのが当たり前になっていますね。産休・育休から復帰したあとに、仕事のやりづらさや、求められる役割・責任の格差を感じたことはないですね。

市川

私は育休から復帰後に異動しましたが、自分が希望したものだったので、キャリアパスとしては良かったです。

館下

私の前任の男性職員は、出張も残業もどんどんこなしていました。私はそれほど期待に応えられる環境にないので、どうやったらリカバーできるか悩んだ時期もあります。私の事情をよく理解して下さる上司で助かりましたが、困ったときは抱え込まず、周りにサポートを求めることが大事だと学びました。

−

今後のキャリアイメージや目標は何ですか?

館下

仕事でもプライベートでも健康第一です(笑)。キャリアイメージといっても、やりたいことは入社時から変わりません。宇宙技術をインフラにしたいと思いながら働いているので、それにライフイベントが影響することはないと思います。育児での苦労も無駄ではないと思っていて、自分のキャリアが子育てにいい影響を与えられればいいと考えています。仕事にも子育てて学んだ時間の使い方やコミュニケーション方法は活かされると思っています。

市川

現在は職場に復帰する前より責任の重い仕事を任されるようになっていますが、マイペースに取り組もうと思っています。仕事では、プロジェクトの目標を達成させることが先決。でも子どもと一緒にいる時間は絶対に守りたいですね。

島

私は研究をしていたい。今後もどんなライフイベントが待ち構えているか分かりませんが、人事上の制度も使いつつ、仕事は長く続けて、研究成果を実用につなげていきたいと思っています。

保江

私はずっと研究職でしたが、今は事業推進部に所属しています。でもそのおかげで研究一本の頃より視野が広がったと思います。この経験を研究職に戻ったときに活かしていきたいですね。子育てで得られたものも多くあるので、仕事とプライベートを分けてというよりは、双方に良い影響があるような働き方や生き方ができたらいいと思っています。もうひとつ、自分の子どもに恥じない働き方をしていたい、と常に意識しています。

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