スピード&チャレンジ
OUR ENTERPRISE 事業紹介

航空技術の研究

次世代の航空機にはさらなる環境への配慮や安全性が求められています。
スピーディな研究開発と高いレベルの技術へのチャレンジにより、産業・社会に役立つ技術を提供、安心で豊かな社会の実現に貢献します。

航空環境技術―持続的で豊かな社会の実現と日本の航空産業の成長に貢献

航空輸送量は今後大幅に増加することが予想され、それに伴い、CO2の排出や空港周辺の騒音など、航空機による環境負荷の増大も懸念されています。このため、これまで以上に環境に優しい航空機が求められており、 民間航空機では、環境性能が市場競争力を決める重要な指標になっています。JAXAでは、産業界などと協力して、これまでの研究開発成果をベースに、空港に進入する際に機体から発生する空力騒音の低減化、超高バイパス比エンジン技術、複合材料の適用拡大による軽量化技術や機体の低抵抗化技術の高効率化、エンジン騒音の低減化などの研究開発を進めています。

高効率軽量ファン・タービン技術実証(aFJR)


航空安全技術―安全で安心な社会の実現に貢献

上)乱気流事故防止システム構成
下)開発した航空機搭載型の晴天乱気流検知システム

2013年までの10年間に起きた重大な航空機事故は、約半数が乱気流などの気象要因が引き金となったと報告されています。 JAXAでは、これまでに開発した世界トップクラスとなる航空機搭載型のレーザレーダ(ライダー)の技術をベースに、晴天時の乱気流を早期に発見して事故の発生を抑制するシステム(ウェザー・セーフティ・アビオニクス) の技術開発を進め、航空機運航中の航空機事故を防止するとともに、日本の装備品産業の競争力を高めることに貢献します。

また、東日本大震災を教訓として、将来起こりうる大規模災害への対応能力強化の観点から、災害時に宇宙・航空連携により、救援航空機をこれまで以上に効率的かつ安全に活用する「災害救援航空機統合運用システム」や無人機の利用拡大に向けた技術を開発します。


航空新分野創造―航空輸送のさらなる可能性に挑戦

航空輸送はその高速性と機動性から、長距離移動や捜索・救難などで欠くことのできないものになっています。JAXAでは、高速性(超音速、極超音速飛行)、空間利用拡大(短距離、垂直離着陸)、新エネルギー利用(脱化石燃料、電動推進航空機)の分野で革新的な航空機概念とその実現の鍵となる技術を創出し、航空輸送システムの技術革新を目指します。


基礎的・基盤的技術―将来に向けて新しい技術を創出

小型超音速旅客機(イメージ)

研究開発を進めるには、将来に向けた新しい航空宇宙技術を作り出すための基礎的な研究や、 試験・解析のための基盤技術の向上も重要です。航空分野のみならず宇宙分野の面でも、JAXAのプロジェクトや産業界などの活動を支えるため、空気力学、エンジン、材料構造、数値解析、飛行力学などの基礎的・基盤的技術の研究を進めるとともに、日本有数の大型試験設備の維持・向上や試験法の開発にも取り組んでいます。


航空分野におけるイノベーションを目指して―次世代航空イノベーションハブ

気象影響防御技術に関する「WEATHER-Eyeオープンフォーラム」の様子

JAXAでは、運航会社などのユーザー、航空機メーカー、さまざまサプライヤー、研究機関や大学の人たちと一緒になって、広く人材・知を糾合し、新たな航空技術の研究開発を進める拠点となる、「次世代航空イノベーションハブ」としての活動を行っています。

その活動のひとつとして、特殊気象が航空機の運航に与える影響を防御する技術をテーマに取り組んでいます。気象や土木の専門家など、航空工学の枠を超えた多くの分野から人材と知見が結集し、社会変革につながるハイインパクトな成果創出と、それらの社会実装を実現します。

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