衛星利用を通じて社会課題の解決に貢献
OUR ENTERPRISE 事業紹介

人工衛星による宇宙利用

企業・研究機関と連携し、国内外のさまざまな社会課題の解決に取り組みます。
JAXAの技術、研究成果を活用した、安全で豊かな暮らしの実現に貢献します。

森林分布の変化や温室効果ガス濃度を調べ、気候変動メカニズムの解明に挑む

気候変動観測衛星
「しきさい」(GCOM-C)

全地球規模で環境問題に対する活動が進められている中、JAXAでは人工衛星を用いた社会課題の解決に取り組んでいます。気候に関わる様々な要因を観測する「しきさい」は、水循環変動観測衛星「しずく」とともに、気候変動メカニズム解明の研究に貢献するデータを取得します。

陸域を観測する「だいち2号」は、熱帯林の伐採・変化の状況をモニタリングすることで、地球環境問題に対する国際的な取り組みに貢献しています。その他、温室効果ガスを観測する「いぶき」は、地表面の温室効果ガス濃度だけではなく、大気上端までの温室効果ガスの総量を観測することで、今後の温室効果ガス増加による地球温暖化リスクの算出・予測に貢献します。

©JAXA/MOE/NIES
「いぶき」の観測から推定した 全大気におけるメタンの濃度分布


人工衛星を利用して、災害状況を早期に把握する

震災や洪水、地滑りなどの災害発生時に一刻も早く被災地の状況を知ることが、多くの人命を救う結果につながります。国の防災計画では、航空機や車両などと共に、人工衛星も情報手段の一つとして位置付けられています。2017年7月に九州北部で発生した豪雨では、国土交通省からの緊急観測要請を受け、JAXAは「だいち2号」による緊急観測を行いました。天候に影響されず広域を観測可能な人工衛星の特性を生かし、ヘリの出動に先駆けて、土砂崩れ箇所を推定しました。

被災地域(日田市)の衛星画像からの土砂移動推定個所の抽出


人工衛星の国際競争力の強化

技術試験衛星9号機
画像提供:三菱電機

2020年代に国際競争力がある次世代の静止衛星通信を実現するため、また、市場ニーズに合わせた通信技術とそれらの通信機器を搭載する衛星バス技術の実証を行うため、プライムメーカーの三菱電機(株)とともに、技術試験衛星9号機の開発を進めています。

また、超低高度衛星技術試験機「つばめ」は、JAXAが培ってきた、イオンエンジン技術を駆使して、大気抵抗が大きい超低高度軌道で継続飛行を実現して、将来の超低高度衛星開発に向けた技術実証を行います。

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