自立的な宇宙輸送システムの維持と国際競争力の強化
OUR ENTERPRISE 事業紹介

地上と宇宙を結ぶ輸送システムの開発・運用

宇宙を使ったアイデアが次々に生まれている時代、それを実現する第一歩として宇宙輸送は重要な役割を担っています。
世界トップレベルのロケットシステムを維持・発展させ、これからの宇宙開発・利用に貢献します。

H3ロケット 日本の技術で宇宙輸送をリードする

H3ロケット イメージCG

H3ロケットは、柔軟性、高信頼性、低価格の3つの要素を実現することを目指し、2020年度に試験機の打ち上げを予定している日本の新しい基幹ロケットです。2種類のフェアリング、第1 段エンジン(LE-9)2基または3基、固体ロケットブースタ(SRB-3)0本、2本、4本の切り換えにより、様々な大きさや軌道の人工衛星の打ち上げに対応します。また、静止トランスファー軌道への打ち上げ能力は、これまでのH-IIAロケット、H-IIB ロケットの能力を上回る過去最大に設定しています。

国の重要な人工衛星や、探査機などを宇宙へ輸送する手段を今後も日本が持ち続けるために、現在運用しているH-IIAロケット、H-IIBロケットの後継機として開発されています。H3ロケットは、国の衛星だけでなく民間の商業衛星を毎年打ち上げていくことも視野に入れています。

JAXAと、プライムコントラクタである三菱重工業(株)を始めとする国内の関連企業が開発段階から総力を結集して、これまで培った運用経験等を活かして全体のシステムを刷新し、低価格・柔軟性・高信頼性を兼ね備えたロケットの実現を目指します。


H-IIAロケット 世界トップレベルの日本の主力大型ロケット

基幹ロケット高度化「低衝撃分離機構」試験の様子

現在、主力大型ロケットとして用いられているH-IIAロケットは2001年の初飛行以降、13号機からの三菱重工業(株)への打ち上げ事業移管を経て、打ち上げ実績を重ね、世界トップレベルの信頼性を維持しています。なお、打ち上げ事業移管後も、JAXAにおいてより信頼性や運用性の向上につながる研究開発を実施し、29号機では「基幹ロケット高度化プロジェクト」として、ロケット全体の構成は変えずに2段機体を中心に改良することでH-IIAの底力を引き出すことに成功しました。本成果も三菱重工業(株)へ移管し、2015年には日本初となる外国企業の大型通信衛星の打ち上げに活用されました。


H-IIBロケット 将来の宇宙ミッションへの扉を開く

H-IIBロケット6号機の機体移動

H-IIAロケットの能力を向上させたH-IIBロケットは、H-IIAロケットの開発・運用で培った技術を最大限に活用し、低コスト・低リスクかつ短期間での開発に成功しました(2009年1号機打ち上げ、4号機から三菱重工業(株)へ打ち上げ事業を移管)。

このH-IIBロケットによる「こうのとり」の打ち上げは、スペースシャトル退役後の国際宇宙ステーションへの唯一の大型物資輸送手段となり、その国際的な貢献が国内外に高く評価されています。


イプシロンロケット 宇宙への敷居を下げる新時代の固体ロケット

イプシロンロケット2号機の打ち上げ

イプシロンロケットは、宇宙をもっと身近に感じる時代の実現を目指した固体ロケットです。組立・点検などの運用を効率化することにより、運用コストの低減を実現し、コンパクトな打ち上げシステムを構築しました。2013年に試験機、2016年には2号機の打ち上げに成功し、現在は将来の小型衛星の需要の拡大および多様化に対応していくために、更にロケットを進化させる改良開発を行っています。

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