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第三研究ユニット(旧)情報・計算工学センター(JEDI)とは

第三研究ユニットとは

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ユニット長挨拶

第三研究ユニット長 嶋 英志

第三研究ユニット長
嶋 英志

第三研究ユニット(旧情報・計算工学(JEDI)センター)は、2005 年10 月に発足しました。当ユニットの目的は、急速に進歩するコンピュータハードウェアに支えられて重要性を増し続けている情報工学や計算工学を日本の宇宙開発に生かすことで設計開発効率の向上や宇宙機の信頼性の向上を実現することです。我々の日常生活で言えば、例えば情報工学の産物であるインターネット上でのメール、検索エンジン等は我々の生活を大きく変えましたが、同様に宇宙開発プロセスをも大きく変革するポテンシャルを持っています。また、計算工学は主に産業界で用いられ、例えば自動車エンジンなどの設計においても、その一分野である計算流体力学が既に大きな威力を発揮していますが、ロケット・宇宙機の開発においても同様の可能性を秘めています。我々は、このような技術の活用が日本における宇宙開発を飛躍させるキーテクノロジーであると考えています。

JAXA 第一期中期計画は2008 年3 月に終了し、JEDI センターは幸い良い評価を受けましたが、第二期ではこの第1期の3 年間で育んできた結果を、より具体的な形でプロジェクト等へ展開しました。特定の衛星をターゲットとして進めて来た衛星開発情報化はすべての衛星プロジェクトのスタンダードとして定着しつつあり、今後さらなる定着化を目指します。新たに情報化の効果が高いと考えられる、衛星運用技術の強化に関わる情報化事業を進めます。輸送系情報化では、宇宙輸送ミッション本部と連携してロケット開発の信頼性向上に向けた情報化を進めます。調布、角田、相模原のスーパーコンピュータシステムは統合され、2009 年4 月から新たなスーパーコンピュータが運用に入り、現在ではCPU利用率が90%を超えました。このスーパーコンピュータは、宇宙航空分野の計算科学技術を牽引するためのもので、JAXAでしかできない高度な数値シミュレーションをサポートし、高度な数値シミュレーションは、JAXAの事業を直接的に支援すると同時に、宇宙開発を変革する新しい展開を見いだしていきます。これら既定の事業に加え、さらなる議論を通じて、JAXA事業と情報技術の関係を再度見渡し、強化すべき部分に焦点を当てていきます。

(1)モデルベースデザインの定着に向けた研究事業、(2)次世代のプラットフォームとなる数値シミュレーションソフトウェアなどはその例です。すでに、国際的な共同研究もいくつか立ち上がりました。多くの方の支援で、東京大学にロケット・宇宙機シミュレーションを学術的な側面から支援する東京大学との社会連携講座も作らせていただきました。今後も、限られた人的、予算的リソースで最大限の成果を挙げるべく、新しいことにチャレンジします。

JAXA やメーカにおける設計開発の現実を見つめ、その中から、次の設計開発を革新する先端技術を開発することが第三研究ユニットの役割と考えています。世界の動きを熟知しながらも、その中で我々が為さねばならないことを厳しく選別してゆく姿勢も必要です。常に前向きに積極的に新たな活動を展開することで、世界で勝負できるような研究者集団として第三研究ユニットが認知されるよう、私たちユニットのメンバーは一致団結して目標に向かっていきます。みなさまのご支援をよろしくお願い致します。

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